生後5~6ヶ月頃になると、離乳食が始まります。
生まれてからずっと、母乳やミルクだけを飲んできた赤ちゃんですが、生後半年を過ぎるころになると母乳やミルクだけでは成長に必要な栄養素がとれなくなってきます。
赤ちゃんは消化器官が未発達なので、離乳食の最初は消化しやすく飲み込みやすい「10倍粥」から始めます。
「10倍がゆ」に慣れてきたら、野菜や果物といったビタミン・ミネラル源や豆腐などのたんぱく質源を、食べやすいようにすりつぶし、少しずつ与えます。
今回は、赤ちゃんの初めての離乳食【10倍粥の作り方~ブレンダーなし~】をご紹介します!
鍋での作り方
10倍がゆとは「米1:水10」の割合で炊いたおかゆのことです。
5~6ヵ月では10倍がゆ、その後は7倍がゆ、5倍がゆ、軟飯、というように少しずつ水分を減らして普通のごはんに近づけます。
10倍がゆは多めに作ると失敗がないので、まとめて作って小分けにし冷凍するのがおすすめです!
米から作る場合・・・米1:水10
ごはんから作る場合・・・ごはん1:水5
ごはんから作る
《ごはん60g:水300㎖》で、だいたい大さじ1×10回分できます。
(離乳食はじめの頃は、この量だと多めかも。ただ、これより少ない分量だと水分が飛びやすいので注意!)
小分けにして冷凍する場合は、1週間で使い切りましょう!
1⃣厚手の鍋にごはんと水を入れ、ごはんをほぐす
2⃣中火にかけ、沸騰したら弱火にして蓋をのせ、15分~20分ほど炊く
※吹きこぼれ注意(ごはん60gだと15分くらいでもいいが、それより多い場合は20分くらいがいい)
3⃣火を止めて10分ほど蒸らす
米から作る
分量の水を加え、30分ほど吸収させる
米から作るのは、ごはんから作る場合と比べてすごく時間がかかるね
裏ごし
離乳食を始める生後5~6ヵ月ごろはまだ食材を咀嚼することができません。
口の機能や内臓機能も未発達なので、離乳食初期は裏ごし器などで食材を滑らかなペースト状にする必要があります。
裏ごしのやり方
ヘラやスプーンなどで、手前に引きながらこしていきます。
網の裏にたまってくるので、忘れずに落としていきましょう。
裏ごしのコツ
★なるべくあたたかいうちに濾すようにすると、濾しやすくなる
★裏ごし器には食材を少しずつのせる
ピジョンから出ている離乳食用調理の7点セット!
食材を滑らかなペースト状にできるこし網と、あらごし用のこし網がついているので離乳食の進み具合によって使い分けることができます。
また、10倍粥を電子レンジで簡単に作れる容器もついているので、離乳食初期はこれ一つで十分です!
セット内容
ヘラ・こし網(滑らか用)・こし網(あらごし用)・すり鉢・おかゆ調理用器・裏ごし用器・おかゆ調理用ふた・スプーン・離乳食冷凍小分けトレイ
離乳食初期~中期はこればかり使っていました!
使いやすく、コンパクトに収納できるのでおすすめ♪
冷凍保存
10倍がゆを鍋でつくると、1週間分は作れるので冷凍保存しましょう!
液体状・固形状問わず小分けしやすいのが特徴。
1ブロックずつ容器からスルッととれる設計になっているので、離乳食調理がスムーズにできます。
ダイソーの製氷皿が取り出しにくくてこれを買ってみたところ、
あまりの取り出しやすさに感動!!
離乳食のフリージングは、雑菌を繁殖させないようにすることが大事です!
冷凍保存の注意点
調理時の衛生面
食材を触る手、調理器具、保存容器を清潔にすることを心がけましょう。
- 調理前に丁寧に手を洗う
- 調理器具や保存容器に熱湯をかけるなど消毒をする
- 加熱した食材を新鮮なうちに保存容器に入れる
再冷凍はNG
一度解凍したものは雑菌が繁殖しやすいので再冷凍はNGです!小分けにして、食べる分だけ解凍できるようにしましょう。また、1週間過ぎたものや食べ残した離乳食は、もったいないですが処分しましょう。
動画で作り方・離乳食のあげ方を見れます
10倍がゆをごはんから作る動画です。裏ごし~離乳食を食べさせるところまで動画にしています。
まとめ
今回は、【10倍粥の作り方~ブレンダーなし~】についてご紹介しました。
最近はブレンダーを準備するご家庭が多いのか、ネットでも動画でもブレンダーを使った離乳食の作り方が増えています。
10倍粥の作り方だけでなく、裏ごしのやり方も知りたいと思っている人がいるのではと思い今回裏ごしについてもお伝えしました。どなたかの参考になればうれしいです!
離乳食作りは大変ですが、赤ちゃんのペースに合わせて進めていきましょう。
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