生後2ヶ月になると、1ヶ月と比べて一段と大きくなります。
体重の増えかたは徐々に落ちてきますが、赤ちゃんの体には皮下脂肪がついてまるまるしてきます。
外の生活に慣れ始めたころで、昼夜のリズムが少しずつついて昼間に起きている時間が長くなる子もいます。
生後2ヶ月の赤ちゃんはどんな成長があり、変化があるのでしょうか。
今回は、一般的な生後2ヶ月の成長と変化の目安だけでなく、我が子・そわたん(娘)の生後2ヶ月の時の様子も含めてお伝えします。
身長・体重の変化
生まれたばかりのころに比べると、体は一段と大きくなってくる時期ですが、体重の増えかたは少しゆっくりになります。
これまで1日30~40gのペースで増えていた体重が、この時期にはそれほどの増えかたではなくなります。
たいてい1日25~30gくらい増えるペースになります。
もちろん個人差がありますので、1日1日の体重の増減を気にする必要はありません。
赤ちゃんの機嫌がよく、元気であれば心配しすぎることはありません。
身長・体重の目安(生後2~3ヶ月未満)
【男の子】
身長:54.5~63.2㎝ 体重:4,410~7,180g
【女の子】
身長:53.3~61.7㎝ 体重:4,190~6,670g
この頃のそわたんは体重が7キロ近くあってムチムチでした。
目がだいぶ見えてきて表情も豊かになり、喃語もでてくる
2ヶ月も半ばをすぎると、目もずいぶん見えるようになります。
はっきりとまばたきをして、目の前で動くものを目で追ったりします。
それと同時に、表情もだんだん豊かになってきます。新生児微笑ではなく、ママやパパがあやすなど、周りが働きかけるとニッコリ反応する『社会的な笑い』をするようになります。
これまでは声を発するとしたら泣き声だけだった赤ちゃんですが、このころになると『喃語(なんご)』といって「アーア」とか「ウー」「アグアグ」など声を出すようになります。
赤ちゃんの言葉のはじまりのようなもので、ごきげんのときによく『喃語』がでるようです。
『喃語』が出てきたらママからもどんどん語りかけてあげてください。赤ちゃんもお母さんの声を聞くことで、ますます声を出すようになります。
授乳の間隔が安定してくる
授乳の間隔が安定し、昼夜の区別もだいぶついてきます。
おっぱいやミルクをたくさん飲めるようになる時期で、1回に飲む量が増えます。中には、夜中にぐっすり寝るので授乳の必要がなくなる子もでてきます。もちろん、夜中にまだ2~3回起こされるというママもいます。お乳の飲み方にムラの出る子もいますが、順調に発育していれば気にすることはありません。
母乳の場合、授乳間隔は1~3時間おき、授乳回数は1日7~8回以上。欲しがるときにあげましょう。まとめて飲めるようになるため、長時間眠ってくれる赤ちゃんもいます。4~5時間ほど眠り続けていても、無理に起こして授乳する必要はありません。
ミルクの場合、ミルク缶に記載されている量を目安に進めます。
母乳とミルクの混合で完全母乳に移行する場合は、徐々にミルクの量を減らしていきます。
- 母乳の量が増え、ミルクが1日2~3回に減った(60~100ml/回)
- 乳頭保護器なしで飲めるようになった
- 胸があまり張らなくなった
- 母乳だけで足りないのか1時間でぐずり、日中は1時間おきに母乳をあげるときもあった
- 夜4~5時間寝る
- 朝も日中も起きてる時間が増えた
- 午前中と夕方は母乳あまり出ず
乳頭保護器がないと飲めなかった娘でしたが、保護器なしで3分飲ませてみるなど練習を続けたところだんだんコツを掴んでくれて、保護器なしで飲めるまでになりました。
育て方のポイント~生後2ヶ月~
予防接種
予防接種が始まる時期です。予防接種は、感染すると重症化する恐れのある病気から赤ちゃんを守るために必要なものです。
病原性を抑えた病原体の一部(ワクチン)を接種し、赤ちゃんに抵抗力をつけさせます。
予防接種には、受ける時期とタイミングがあります。しかし、赤ちゃんの体調が悪く予定の日に受けられないこともよくあることです。その都度、かかりつけの小児科医師に相談し、スケジュールを調整していきましょう。
個別接種は、自分で病院へ電話をして予約します。病院によっては、予防接種の曜日や時間帯が決められているところもあります。
集団接種の場合は、日時と場所を確認しておきましょう。
自治体や保健所などでもらった冊子などを読んで、予防接種の必要性や受ける時期、副反応など理解しておきましょう。
自治体や保健所から送られてきた予診票に、体質や家族の病歴などを書き込みます。
あせも・おむつかぶれ
赤ちゃんのお肌はデリケートなので、すぐにあせもやおむつかぶれができてしまいます。
赤ちゃんは意外と汗っかき。夏はもちろん、冬でもちょっと厚着をさせすぎると汗ばんでいることがあります。
おなかや背中、首筋などに細かい赤いブツブツができると心配になりますよね。
あせもを防ぐには・・・
汗をかいたらすぐにタオルでふき取り、肌着を替えてあげましょう。そのうえで、部屋が暑すぎないか確認しましょう。特に首元のしわや腕のしわの部分などは汗がたまりやすく、あせもになりやすい部分なのでこまめに確認して汗を拭きとりましょう。
おむつかぶれを防ぐには・・・
おむつかぶれは、赤ちゃんの肌にうんちやおしっこなどの汚れが長い間接しているために起こるもの。なるべくこまめにおむつを替えてあげましょう。こまめにおむつを替えているのにかぶれてしまう場合は、おむつが蒸れやすいなど、おむつが赤ちゃんの肌に合っていない可能性もあります。おむつの種類を変えて様子を見てみてください。
かぶれがひどいときは、時々洗面器にお湯を入れて、さっとお尻だけ洗ってあげるようにすることで清潔を保てます。
(少し赤みがあるな)と感じた時点で、こまめにおむつを替えるように気をつけていました。それがよかったのか、娘はおむつかぶれはありませんでした。
お散歩・おでかけ
これまで夜・昼なく寝たり起きたりしていた赤ちゃんも、2ヶ月頃からは昼と夜との区別がだんだんついてくるころ。
昼間に起きている時間も少しずつ長くなってきます。
夜にぐっすり寝てもらうためには、昼間赤ちゃんが起きている時間にママが相手してあげたり、天気のいいおだやかな日には日光浴をさせたり、お散歩に出かけたりしてあげるといいです。
真夏の昼間や真冬の寒い時間、車通りの激しいところなどは避けてください。
その他、あまり刺激の強いところに連れて行くと、逆に興奮して夜寝なくなってしまうこともあります。
家の近所や近場のお散歩程度なら、持ち物はそんなに準備する必要はありませんが、車やベビーカーでちょっと遠出するという場合にはしっかりを持ち物を準備しておきましょう!
おむつ替え
・紙おむつ(5枚程度)・おしりふき・ビニール袋・おむつ替えシート
ミルク・離乳食
・ミルク(1回分ごとに小分け)・哺乳びん・水筒(ミルクの熱湯を入れる)
【離乳食が始まったら】・ベビーフード・おやつ・飲み物・マグ
お世話
・着替え・ポケットティッシュ・ウェットティッシュ・ハンドタオル・ポリ袋(着替えを入れたり)
・大判ストール(日よけや寒いときにかけたり、授乳ケープとしても使える)
常に持ち歩いておくべきもの
・母子健康手帳・健康保険証・乳幼児医療証・お薬手帳・おもちゃ(ぐずったときのため)
外出中に体調が悪くなったりけがをしたりなど、何が起こるかわかりません。母子手帳ケースに必要なものはまとめておき、常に持ち歩きましょう。
生後2ヶ月の成長と変化を動画でみる
そわたん(娘)が、生後2ヶ月のころの成長と変化を動画にしました。
縦動画なので画質が悪いですが、気になる方は覗いてみてください♪
まとめ
生後2ヶ月の赤ちゃんはどんな成長・変化があるのか。そして、生後2ヶ月の育て方のポイントをお伝えしました。
生後1ヶ月のころに比べると、授乳の間隔が安定してきたりミルクを飲むのがうまくなってきたりと、成長を感じますよね。
育児に少しずつ慣れてくるころですが、悩みがつきないママさんは多いかと思います。
体重はちゃんと増えているだろうか・・向き癖が治らない・・母乳だけじゃ足りないのだろうか・・など、当時の私はいろんなことで悩んでいました。そして調べまくって疲れてました。笑
悩んだり不安になったりするということは、それだけ赤ちゃんのことを大事に考えているということでもあります。
前向きな気持ちで自分の悩みと向き合えたら、もっと育児が楽しくなります!
※今回お伝えした成長や変化はあくまでも目安であり、個人差がありますので、参考程度にしていただけると幸いです。
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